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「バルサにとって完璧な監督」。エンリケ退任発表を悲しむペップ

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼップ・グアルディオラ、ルイス・エンリケ
ジョゼップ・グアルディオラ監督とルイス・エンリケ監督【写真:Getty Images】

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、古巣バルセロナのルイス・エンリケ監督が今シーズン限りでの退任を発表したのは悲しむべきことだと述べている。1日付のスペイン紙『マルカ』など複数メディアがコメントを伝えた。

 エンリケ監督は現地時間1日に、今シーズンを終えたあとバルサの指揮官を退任することを発表。2014/15シーズンからバルサを率いてきたが、3シーズンでその仕事を終えることが決定した。

 自身もバルサを率いて大きな成功を収めたグアルディオラ監督は、「一人のバルサファンとして非常に悲しく思う。バルセロナにとって完璧な監督を失うことになるからだ」とコメント。「彼のチームは信じられないようなサッカーをしている。彼が“私のクラブ“のために成し遂げてくれたことに感謝したい」とエンリケ監督に向けた言葉を述べた。

 退任の理由についてエンリケ監督は、「息つく暇がないほど休息が短い。今季が終了すれば休養に入る」と話している。バルサの監督という仕事がもたらす心身的負担については、グアルディオラ監督もよく理解しているはずだ。「監督として、彼の決断は完全に理解することができる。彼の幸運を祈りたい」とシティ指揮官は語った。

 グアルディオラ監督が「完璧」と表現するエンリケ監督は、バルサを率いての2年半で、獲得可能な10のタイトルのうち8個を獲得してきた。逃したタイトルは昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とスペイン・スーパーカップのみだ。今シーズンも、CLではパリ・サンジェルマンとの1stレグに0-4の大敗を喫しているとはいえ、現時点では全タイトル獲得の可能性を残している。

【了】

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