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柴崎、19日に初出場なるか。悩むテネリフェ監督、異例の前日メンバー発表なし

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
柴崎岳の本拠地デビューはあるのか【写真:Getty Images】

 テネリフェのホセ・ルイス・マルティ監督が迷っている。地元メディア『デポルプレス』は、毎試合恒例となっている前日の招集メンバー発表が見送られたことを報じた。

 19日にホームでのレウス・デポルティウ戦を控えたテネリフェは、前日練習後に試合に向けた招集メンバーを発表すると見られていた。しかし、マルティ監督は当日になってからベンチ入りする選手を決めることにしたという。

 レウス戦では柴崎岳のテネリフェデビューが期待されている。マルティ監督は17日の段階でメディアに対し、柴崎について「試合に出場する準備はできている。日曜日に彼が何分プレーできるか、明日(18日)考えようと思っている」と語っていたが、まだメンバー選考に頭を悩ませている。

 12日のヘタフェ戦の時点ではチームに負傷者やコンディションの悪い選手が多く、柴崎を帯同させた。しかし、この1週間でほとんどの選手が万全な状態になったため、マルティ監督にとっては選択肢が増えた。

 現在離脱しているのはともに冬に加入したラシッド・エト・アトマンとタイロンのみ。柴崎は中盤の3つのポジション(ボランチ、トップ下、両サイド)で起用を検討されているようだが、レウス戦でベンチ入りするのか、あるいはスタメンか…指揮官の方針は見えてこない。

 ただ、柴崎の状態が万全になったことで、マルティ監督にとってはいい意味で悩みが増えたと言えるだろう。昇格に向けて落とせない試合が続くだけに、舵取りを少しでも誤れば命取り。新戦力を順応させながら勝ち点3を確保する最善の形を見出せるだろうか。

【了】

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