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“カンチョー”で6ヶ月出場停止! 豪州地域リーグでまさかの珍事

text by 編集部 photo by Getty Images

クリスティアン・コンスタンティニディス
メルボルン・ハート・ユース時代のクリスティアン・コンスタンティニディス【写真:Getty Images】

 オーストラリア・Aリーグの下のカテゴリにあたる、ヴィクトリア州プレミアリーグでまさかの事件が起きた。

 今月12日に行われたサウス・メルボルンFC対セント・アルバン・セインツの試合。サウス・メルボルンのDFクリスティアン・コンスタンティニディスが、セント・アルバンのMFジョセフ・モネクの尻に右手の中指を突っ込んでいる場面が写真などに残されていた。

 これが問題視され、コンスタンティニディスは22日にヴィクトリア州サッカー協会の審問を受けた。そして、同選手には“不適切な身体的行為”によって6ヶ月の出場停止処分が科され、モネクに対し謝罪の手紙を書くことを命じられたという。

 試合中は警告などを受けていなかったが、後になって不正な行為であることが注目されて今回の厳罰に至ったようだ。処分が適用されればコンスタンティニディスは今年9月13日までプレーできないことになる。なお、両クラブからコメントなどは発表されていない。

 2015年のコパ・アメリカではチリ代表のDFゴンサロ・ハラがウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの尻を触って挑発し、後者の退場を誘発する事件があった。この時、南米サッカー連盟はハラに対し3試合の出場停止を科していたが、コンスタンティニディスほどの処分ではなかった。

 かつてメルボルン・ハート(現メルボルン・シティFC)の下部組織などに所属し、ヴィクトリア州ではトップクラスの選手との評価を受けてきたギリシャ系のDFは、“カンチョー”で非常に重い罰を言い渡された。試合はサウス・メルボルンが2-0で勝利したが、あまりにも後味の悪い結末となっている。

【了】

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