ハンブルガーSVのレネ・アドラー【写真:Getty Images】
独メディア『Sport1』はハンブルガーSVに所属する元ドイツ代表GKレネ・アドラーがバイエルン・ミュンヘンに移籍する可能性があると報じた。
同メディアは、マヌエル・ノイアーの控えGKとしてプレーしているスベン・ウルライヒが今シーズン終了後に出場機会を求めて移籍する可能性を伝えている。その後釜として、日本代表DF酒井高徳のチームメイトである32歳のベテランGKが加入するのではないかとみている。
2人は2010年の南アフリカW杯でドイツ代表としてともにプレーした経験を持つ。当時はアドラーが正GKだったが、怪我のため大会直前でノイアーがゴールマウスを守ることになった。
それ以降は立場が逆転し、守護神として成長したノイアーは2011年にシャルケからバイエルン・ミュンヘンに移籍。2014年ブラジルW杯では優勝を経験し現在では世界一のゴールキーパーとも言われている。一方のアドラーも2011年の夏にレバークーゼンからハンブルガーSVに移籍をするも、2度の入れ替え戦を経験するなどし、代表にも2013年以降は招集されていない。
現在年俸275万ユーロ(約3億3000万円)を受け取っているとされるアドラーは今夏でハンブルガーSVとの契約は切れる。また、クラブと契約を延長する場合は年俸ダウンの提示を受け入れなければならない。インタービューでアドラーは「もちろん、金銭的な要因も重要だ」と語っていることから、資金力が豊富なバイエルンに移籍する可能性もあるかもしれない。
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