ガビゴル(左)とステファノ・ピオリ監督(右)【写真:Getty Images】
インテルに不穏な空気が漂っている。現地時間3日のサンプドリア戦では、ガビゴルことFWガブリエウ・バルボサが怒りを表に出した。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。
セリエA第30節のサンプドリア戦でインテルは苦戦を強いられた。前半を1点リードで折り返したものの、50分に追いつかれてしまい、その後も流れをつかめなかった。
そんな中ステファノ・ピオリ監督は78分、最後の交代カードを切ってMFジョアン・マリオを投入。すると、出場機会を待っていたガビゴルはビブスを投げつけ、ボトルを蹴り飛ばしている。
昨年夏に大きな期待を背負ってインテルに加入したガビゴルは、2月のボローニャ戦でセリエA初ゴールを記録した。しかし、3月以降は出番を与えられていない。ここ2試合は得点が必要な状況だっただけに、自分に声がかからなかったことには苛立ちがあるようだ。
終盤に逆転弾を許してサンプドリアに敗れた後、ピオリ監督はガビゴルの反応について次のように語った。
「今夜の試合で出られなかった全員が満足していないはずだ。試合に出ていた選手もプレーに満足していないだろう。みんなと話すことにするよ」
サンプドリアに敗れて6位転落となったインテルは、目標としているチャンピオンズリーグ出場圏まで勝ち点9差と、困難な状況になった。選手も監督も正念場を迎えているのかもしれない。
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