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フランスで選手が観客の”襲撃”受け試合中止。リヨンは2試合連続の災難

text by 編集部 photo by Getty Images

メンフィス・デパイ
リヨンのメンフィス・デパイ【写真:Getty Images】

 現地時間の16日に開催されたフランス・リーグアン第33節のバスティア対リヨン戦は、ピッチ内に侵入した観客が選手たちに危害を加えようとする騒動によりハーフタイムで中止となった。仏紙『レキップ』などが伝えている。

 バスティアのホームで行われた試合では、開始前から騒動が発生。選手がウォームアップをしている最中にホームのバスティアサポーターの一団がピッチ上に侵入し、リヨンの選手たちに襲いかかろうとした。

 この騒動により、現地時間17時に予定されていたキックオフは約50分間の遅延を余儀なくされた。リヨン側は試合を行うことに難色を示したが、もう一度何かが起これば即座に試合を中止するという取り決めのもとで前半を開始。だが、ハーフタイムを迎えて選手が引き上げる際には再びサポーターがピッチに侵入して同様の騒動が発生し、そのまま試合は中止となった。

 フランスプロリーグ協会(LFP)は、「バスティア対リヨン戦の試合前とハーフタイムに起きた事件を断固として非難する」と声明を発している。今週木曜日にはこの事件への対応を協議することが予定されており、重い処分が下されることが予想される。

 リヨンにとっては、”2試合連続”でサポーターのトラブルに悩まされる形となった。13日にはヨーロッパリーグ準々決勝1stレグの試合でトルコのベジクタシュをホームに迎えたが、観客席でサポーターの衝突が発生し、キックオフが約45分間遅れる事態となっていた。

【了】

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