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乾貴士、先発落ちの原因は“首相主催の歓迎会”? スペイン紙が指摘「彼は順番待ち」

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
エイバルの乾貴士【写真:Getty Images】

 エイバルは現地時間16日、リーガエスパニョーラ第32日節でベティスと対戦。乾貴士は先発メンバーから外れ、チームもアウェイで0-2の敗戦となった。

 スペイン紙『マルカ』は「乾は順番待ちしなければならない」と報じ、乾が先発落ちとなった要因は安倍晋三首相が主催した歓迎会にあると指摘した。

 今月4日、スペイン国王のフェリペ6世夫妻が国賓として来日。これにあわせて、乾は安倍首相が主催する歓迎会に出席するため、リーグ戦2試合を欠場(うち1試合は出場停止)して帰国した。

 帰国直前のビジャレアル戦(1日)ではチームを勝利に導く今季リーグ戦初ゴールを決めているが、エイバルのホセ・ルイス・メンディリバル監督は乾の帰国に不満を持っており、「代わりに出場する選手が良ければ、タカは苦しむことになる。もう一度チームに戻ってこなければならないからだ」と出場機会に苦しむ可能性を示唆していた。

 乾の帰国中にはポルトガル人FWベベが代役を務め、6日のラス・パルマス戦では1得点1アシストの活躍。乾の復帰初戦となったベティス戦もベベが先発出場し、乾は後半からの出場だった。

 メンディリバル監督は「もし代わった選手が良ければ、チームの中での居場所を待たなければならない」と語り、ベベと乾がポジション争いをすることになると語っている。

 なお同紙は、「帰国前までは乾はエイバルの主要プレーヤーだった。だが、メンディリバル監督にとってはもう過去のことだ」とし、乾のチーム内の序列が下がったことを伝えている。

【了】

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