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「ハラキリ」「守ることを忘れた」…ナポリにゴール献上の長友に辛辣批評が殺到

text by 編集部 photo by Getty Images

長友佑都
インテルの長友佑都【写真:Getty Images】

 イタリア、セリエA第34節が現地時間の30日に行われ、インテルはホームでナポリに0-1の敗戦を喫した。インテルの日本代表DF長友佑都のプレーに対し、イタリアメディアやファンからは厳しい批判が集まっている。

 長友はミラン戦、フィオレンティーナ戦に続いて3試合連続の先発で出場。だが前半終了間際にナポリが先制点を奪った場面では、エリア内へのクロスに対応を誤りFWカジェホンに決定的なボールを渡してしまった。結局この1点が決勝ゴールとなり、インテルにとっては来季ヨーロッパリーグ出場を目指す上で非常に痛い黒星となった。

 伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』電子版はこの試合について、インテルの「ハラキリ」だというタイトルで報道。自滅を表す意味で、日本絡みでなくとも用いられる表現ではあるが、今回は長友のミスということも加味しての言葉のチョイスかもしれない。失点の場面については、「長友の記憶の空白により生まれた。日本人選手は守ることを忘れ、カジェホンのことを忘れ、自分自身のことを忘れてしまった」と記している。

 『メディアセット』は、長友が「グレシュコのような」ミスを犯したと伝えた。2001/02シーズンの最終節、インテルがラツィオに敗れて優勝を逃した試合でのスロバキア代表DFヴラティスラフ・グレシュコの致命的ミスは語り草となっているが、長友のミスをその“伝説的”なプレーと重ねている。

 「長友からのプレゼントをカジェホンが開封」「長友のアシストでカジェホンが素晴らしいゴール」など、他にも多くのメディアが長友のミスを揶揄した。『コリエレ・デッロ・スポルト』では、ファンの間でも長友のプレーを笑いの種としたSNS投稿が相次いでいるとして特集を組んでいる。

【了】

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