フットボールチャンネル

武藤嘉紀逆転弾のマインツは残留ほぼ確実。酒井高徳のHSVは最終節で残留懸け直接対決

text by 編集部 photo by Getty Images

20170513_bundes_getty
ブンデスリーガで熾烈な残留争い【写真:Getty Images】

 現地時間13日にブンデスリーガ第33節が各地で行われた。日本人選手所属クラブは自動降格を回避したが、最終節も熾烈な戦いが待っている。ブンデスリーガの残留争いを整理してみよう。

 前節終了時点で16位だったマインツは、途中出場でピッチに立ったFW武藤嘉紀の活躍もあり、第37節フランクフルト戦に4-2で勝利した。この結果、勝ち点を37に伸ばし13位までジャンプアップしている。

 酒井高徳が所属するハンブルガーSVは敵地でシャルケと対戦し、終了間際のゴールで1-1と引き分けた。17位のインゴルシュタットが同日の試合で勝ち点1どまりだったため、自動降格の2チームはインゴルシュタット(勝ち点31)とダルムシュタット(勝ち点24)に決定。勝ち点35のハンブルガーSVは危機を逃れた。

 ブンデスリーガでは1部で16位のチームと2部で3位のチームがプレーオフを行い、敗れた方が次のシーズンを2部で戦うことになるため、まだ油断はできない。

 ハンブルガーSVは、最終節の相手が勝ち点2差で15位のヴォルフスブルクで、まだ自力でプレーオフを回避することが可能だ。

 仮にハンブルガーSVが16位を抜け出した場合、プレーオフを戦うクラブは第33節終了時点で勝ち点37の3チームの中から決まる。13位マインツと14位アウクスブルクは最終節で引き分け以上なら残留が決定。負けたとしても、得失点差の関係でマインツは大量失点を回避すれば残留となる。

 2部降格の可能性がある4チームの状況と最終節の相手は以下のとおり。

13位 マインツ
勝ち点:37/得失点差:-9/最終節の相手:ケルン(A)

14位 アウクスブルク
勝ち点:37/得失点差:-16/最終節の相手:ホッフェンハイム(A)

15位 ヴォルフスブルク
勝ち点:37/得失点差:-17/最終節の相手:ハンブルガーSV(A)

16位 ハンブルガーSV
勝ち点:35/得失点差:-29/最終節の相手:ヴォルフスブルク(H)

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top