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U-20W杯より高校卒業試験が大事。日本と対戦のイタリア、18歳MFが出場辞退

text by 編集部 photo by Getty Images

イタリア
イタリアのフラッグ【写真:Getty Images】

 イタリア・セリエB(2部)のスペツィアに所属する18歳のMFジュリオ・マッジョーレは、高校卒業試験に備えた勉強に専念するため、韓国で開催されるU-20ワールドカップ(W杯)への出場を辞退したという。16日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 今月20日から開催される大会で、イタリアは日本と同じグループDに入っており、27日のグループ第3節で対戦する。マッジョーレはU-20イタリア代表として本大会に出場する可能性のある選手の一人だった。

「(学業とサッカーを)両立させるのは大変だ。3月からイースター(4月半ば)にかけてはU-19代表に呼ばれていたし、スペツィアの合宿もあった」とマッジョーレは語る。U-20W杯に出場して勝ち進んだとすれば、最大で1ヶ月近くイタリアを離れることになり、帰国は高校卒業試験のわずか1週間前になるという見通しだった。

「いくつか遅れを取り戻さなければならない教科がある。W杯に行けば、1年間を棒に振ることになる可能性もあった。合宿中は集中して勉強することはできないしね」と話す同選手は、U-20代表のアルベリゴ・エバーニ監督に大会出場を辞退することを伝えたという。

「監督は理解してくれて、僕の幸運を祈ってくれた」とマッジョーレ。大学にも進学したいという希望を口にしつつ、「今は試験とプレーオフを優先したい」と決意を見せている。セリエBで8位に位置するスペツィアは、このままの順位を維持すればセリエA昇格を争うプレーオフへ進むことができる。

【了】

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