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乾貴士、スペインに合っていると確信。「エイバルの良いところ悪いところは…」

text by 編集部 photo by Getty Images

乾貴士
乾貴士【写真:Getty Images】

 エイバルのMF乾貴士が19日、クラブ公式フェイスブック上でファンなどの質問に答えた。

 2015年夏からエイバルでプレーする乾は、ホームスタジアムでSNSで寄せられた質問に答えた。システムの問題なのか、フェイスブックライブで寄せられた質問は現場に届かなかった様子で、乾が戸惑う場面もあったが、リラックスムードでさまざまな質問に答えている。

 現在28歳の乾。何歳までプレーしたいかという質問には「できるだけ長く…。40歳くらいまで」と返答した。10年後にどうなっていると思うかと聞かれると「分からないですけど、できるだけ現役でどこかでプレーできていたらいいと思う」と述べている。

 ドイツとスペインのリーグの違いについて乾は、「スペインの方が頭がすごく良いというか、みんなサッカーを知っているという感じがする。ドイツの方がフィジカルが強い」と語り、「自分にはこちらの方が合っていると思う」とした。

 Jリーグの話題になると、「良い選手はたくさんいる。気候的に暑い時期が多いから、いろいろと難しい。サッカー的に、こっちみたいにプレッシャーをかけられないというか。引いて面白くない……、面白くないは言い過ぎやな。引いてしまうときがあって、こっちとは全く違うサッカー。でも、テクニックとしてはすごく優れているから、面白いのは面白いかな」と話している。

 美食の地方として知られるバスクで、乾はお気に入りの料理があるそうだ。日本語でいうところのTボーンステーキ、「チュレトン」が好物だと話した。チュレトンと寿司のどちらが好きかとスタッフに問われた乾は、スペイン語で返答。その後、思い出したように日本語で自ら説明した。「寿司はそんなに好きじゃないというか、白飯が好きなんで。チュレトンの方が好きです」。

 エイバルに連れてきたい日本人選手は「岡崎(慎司)」。自分が女性だったら付き合いたい選手は「細貝萌」。暇なときは「昼寝をしてYouTubeを見る」。さまざまな質問に答えた乾は、エイバルで居心地が良い様子だ。

 チームの良いところと悪いところを聞かれると同選手は、「みんながファミリー、仲が良いところ。嫌いなところはイタズラが多い。たまにすごいことになっちゃう。嫌いじゃないけど、いき過ぎることも…」と笑顔で語った。実際、このあとのスタジアム内部を乾が紹介するコーナーでは、仲間やスタッフとふざけ合う様子もとらえられている。

 将来的に行きたいクラブについて、「エイバルが契約延長をしてくれたら」と話していた乾は来シーズンの目標を、「レギュラー定着と、今年と去年以上のゴール。5点…低い目標だけど」と苦笑いを浮かべながら語った。

 視聴者にも、所属クラブのエイバルにも、通訳の女性にも気を遣いながらトークしていた乾は、自分のペースでクラブに馴染んでいる様子をうかがわせていた。

【了】

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