ミランに所属する日本代表FW本田圭佑は、現地時間21日に行われたセリエA第37節のボローニャ戦を終えたあと、今シーズン限りでミランを退団することを表明した。

　今季はミランで出場機会を得るのに苦しみ、年明け以降は試合終盤の交代出場が1回あるのみという状況だった本田だが、ホーム最終戦となったボローニャ戦には58分と早めの時間から交代出場。73分には今季初ゴールとなる直接フリーキックでチームの2点目を記録し、3-0での勝利に貢献した。

　契約の満了する今季限りでの退団が濃厚と予想され、ボローニャ戦が本拠地サン・シーロでのラストマッチとなった可能性が高いとみられていたが、試合数時間後には本人の言葉でそのことが認められた。22日に開設が発表されたツイッターの公式アカウントで、ミラン退団が表明されている。

　イタリア語で投稿された3つのツイートの中で、本田は「今季終了後にミランを離れますが、またすぐに会えることを願っています。サッカー選手とは別の形になるかもしれませんが」とコメント。「3年半の挑戦を通して人間として向上できました」と述べ、ファンの応援への感謝の思いを伝えた。

　28日にアウェイで行われる今季最終節のカリアリ戦が、出場機会を得られるかどうかにかかわらずミランでのラストマッチとなる。「今は自分の目標に到達するため、日々努力を続けていきます」と本田は、ミランでの最後の1週間も全力を尽くし続けることを誓っている。

　本田は2014年1月にロシアのCSKAモスクワからミランに加入。これまでセリエAで通算80試合に出場して9得点、ミランでの公式戦合計で90試合11得点を記録している。

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