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【U20】冨安健洋「3試合5失点はあり得ない」。決勝Tに向けて向上誓う

text by 編集部 photo by Getty Images

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冨安健洋【写真:Getty Images】

 U-20日本代表は27日、U-20ワールドカップ(W杯)・グループD最終節でU-20イタリア代表と対戦して2-2と引き分け、決勝トーナメント進出を決めた。DF冨安健洋は、決勝トーナメントに向けて守備の向上が必要だと考えている。

 グループD3位で決勝トーナメント進出を決めた日本だが、この3試合で5失点している。

 「3試合5失点というのは正直あり得ない数字だと思う」と冨安は深刻に考えており、具体的には最終ラインのコントロールに課題を感じているようだ。

「今日の1失点目もラインがあわずに背後を取られてからのクロスだった。南アフリカ戦もラインがあっていない状況からの失点だった。ラインのコントロールはメンバーがかわっても同じようにやらなければいけない。もっともっと突き詰めていく必要があると思います」

 3試合全てで先制を許していることも問題だ。冨安はメンタル面が重要だと考えている。

「ゲームの入りが良くない。自分もそうですけど、チーム全体としてもゲームの入り方を意識しなければいけないのかなと思う。自分も含め、みんな試合の入りは気をつけようって毎試合思っていますけど、それも簡単なことではない。ファーストプレーでうまくいかなくても、しっかり切り替えて、そこから上向きに持って行く力も必要。そういった意味でのメンタルは大事になると思います」

 決勝トーナメントからは「もう一発勝負なので、失点してしまうと厳しい状況になる」と冨安。「今大会はまだゼロに抑えられていないので、自分としても悔しい気持ちがありますし、ゼロに抑えることを強く意識して準備したい」と述べた。

(取材:元川悦子【水原】、文・構成:編集部)

【了】

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