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ベイル、故郷カーディフで歓喜のCL優勝。史上6人目の“幸せ者”に

text by 編集部 photo by Getty Images

ガレス・ベイル
レアル・マドリーのガレス・ベイル【写真:Getty Images】

 チャンピオンズリーグ(CL)決勝が現地時間の3日に行われ、ユベントスを4-1で破ったレアル・マドリーが2年連続12度目の欧州制覇を成し遂げた。FWガレス・ベイルは、チームの中でも特に大きな喜びを味わった選手の一人かもしれない。

 負傷の影響でコンディションに不安を抱えていたベイルは、結局ベンチからのスタート。マドリーが3-1のリードを奪った77分から投入され、優勝の瞬間はピッチ上で迎えることができた。

 今回の決勝の会場となった英国ウェールズのカーディフはベイルの故郷であり、同選手にとっては凱旋試合だった。英メディア『スカイ・スポーツ』によれば、出身地の町あるいはその近隣で欧州チャンピオンになるという夢のような瞬間を味わった選手は歴代で6人目となる。

 1957年にはマドリード出身のエンリケ・マテオスとミゲル・ムニョスの2人が、レアル・マドリーの一員として本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われた決勝に勝利。1968年にはロンドン出身でマンチェスター・ユナイテッド所属のアレックス・ステップニーがウェンブリー・スタジアムでの決勝を制した。

 1996年にはユベントスのアンジェロ・ディ・リービオが、故郷ローマのスタディオ・オリンピコで優勝。2000年にはパリ郊外ベルサイユの出身であるニコラ・アネルカが、同じくパリ郊外サン・ドニのスタッド・ドゥ・フランスで行われた決勝にマドリーの一員として出場して優勝を飾った。

「信じられないような光景だ。この町は大イベントを開催する上で完璧な仕事をやってのけた。地元で勝てるのは素晴らしい気分だよ」とベイルは試合後に英『BTスポーツ』でコメントしている。

【了】

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