チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、クラブが移籍市場でのターゲットを相次いで逃していることに不満を募らせ、このままチェルシーを率い続けるのかどうかも不確定な状況に陥りつつあるという。7日付の英紙『ミラー』などが伝えている。
昨シーズンからチェルシー指揮官に就任したコンテ監督は、1年目で見事プレミアリーグ優勝という結果を残した。だが連覇を目指す新シーズンに向け、補強がなかなか進まないことにフラストレーションを溜めている模様だと報じられてきた。
FWジエゴ・コスタの放出が濃厚となっていることもあり、チェルシーは新たなストライカーを探しており、エバートンのFWロメル・ルカクをそのメインターゲットにしているとみられていた。だがルカクはマンチェスター・ユナイテッドへの移籍に近づいていると報じられており、チェルシー復帰は幻に終わるかもしれない。
サウサンプトンのDFフィルジル・ファン・ダイクや、ユベントスのDFアレックス・サンドロ、モナコのMFティエムエ・バカヨコらの獲得も難航し、いずれも実現には至っていない。さらにルカクをライバルクラブに奪われるようであれば、「コンテのチェルシーでの未来が疑問視される」状況になるとの見方が伝えられている。
ルカクに代わる前線の新戦力候補として、チェルシーはレアル・マドリーのアルバロ・モラタやスウォンジー・シティのフェルナンド・ジョレンテ、トリノのアンドレア・べロッティなどに目を向けるのではないかとみられている。昨季の優勝監督を引き留めるだけの補強を実現することができるだろうか。
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