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トルコ強豪がD・コスタ古巣復帰の“停泊地”に名乗り。ファンもSNSで猛アピール

text by 編集部 photo by Getty Images

ジエゴ・コスタ
チェルシーのジエゴ・コスタ【写真:Getty Images】

 チェルシーに所属するスペイン代表FWジエゴ・コスタのアトレティコ・マドリー復帰に向けた“停泊地”として、トルコの強豪ベジクタシュが名乗りを挙げているようだ。9日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。

 D・コスタは昨シーズン終了後にアントニオ・コンテ監督からの戦力外通告を受け、移籍先を探している。古巣アトレティコが再獲得を望み、D・コスタも復帰に乗り気な様子を見せているが、問題はアトレティコが国際サッカー連盟(FIFA)からの補強禁止処分を受けていることだ。

 未成年選手の獲得・登録に関する違反により処分を受けたアトレティコは、この夏に選手を獲得しても公式戦に起用することはできない。プレー可能となる来年1月までレンタルに出すか、試合に出場できない状態で練習にのみ参加させる必要があることが、D・コスタを獲得する上での懸念事項となっていた。

 レンタルに出すのであればブラジルや中国なども行き先の候補に挙げられていたが、新たにベジクタシュも浮上。アトレティコに対し、D・コスタの受け入れ先となることを申し出ているという。

 ベジクタシュのファンは大物ストライカー獲得の可能性に興奮している様子で、D・コスタのインスタグラムアカウントに対して猛アピールを開始している。D・コスタが最近投稿したいくつかの記事に対し、「ベジクタシュに来て」という書き込みが異常な数で殺到。それ以前には1記事のコメント数は平均で数千件程度だったものが数万件にまで急増し、最新の投稿に対するコメント数は実に280万にも達している。

 だが『アス』は、D・コスタのベジクタシュ移籍には2つの障害があることも伝えている。昨季のトルコ王者であるベジクタシュはチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しているが、1月以降にD・コスタがアトレティコでCLに出場できるようにするためにはグループステージで起用できないこと。また、現在の800万ユーロ(約10億4000万円)という年俸額がベジクタシュの支払える限界を大きく越えていることの2点だ。

【了】

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