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カタールの予選敗退が決定。次回大会“開催国枠で初出場”の不名誉に

text by 編集部 photo by Getty Images

カタール
2022年ワールドカップを開催するカタール【写真:Getty Images】

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループA第9節の試合が31日に行われ、カタール代表はシリア代表にアウェイで1-3の敗戦を喫した。この結果、カタールは予選敗退が決定している。

 カタールは前節までを終えた時点で2勝1分け5敗の成績でグループ5位。残りの2試合に連勝できれば他の結果次第で3位に浮上してプレーオフに回る可能性が残されていたが、シリアに敗れたことでその望みも絶たれた。

 これまでW杯本大会の出場経験はないカタールだが、2022年大会は開催国として出場が確定している。これにより、カタールは史上初めて予選突破を経験することなく開催国枠でW杯初出場を果たすという不名誉な状況となることが確定した。

 1930年の第1回大会は当然全チームが初出場。34年の第2回大会では開催国イタリアが初出場したが、開催国枠での出場ではなく、予選を突破した上での出場だった。開催国が予選に出場しなくなった第3回大会以降では、全ての開催国がそれ以前にW杯予選の突破を経験していた。

 日本代表は、2002年日韓大会の開催が決定した1996年の時点ではW杯出場を経験していなかったが、その後98年フランス大会の予選を突破。開催国枠での初出場を辛うじて逃れることができた。

【了】

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