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ブッフォン、ブーイングに不満。「スペインがパスを繋げば拍手されるが…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャンルイジ・ブッフォン
イタリア代表のジャンルイジ・ブッフォン【写真:Getty Images】

 現地時間5日に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループGの試合で、イタリア代表はイスラエル代表にホームで1-0の勝利を収めた。イタリアのGKジャンルイジ・ブッフォンによる試合後のコメントを伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 先週行われたスペイン代表との天王山に敗れたことで、イタリア代表はグループ首位での予選突破が危うい状況に追い込まれた。イスラエルを下したことでグループ2位の確保は濃厚となったが、本大会へ進むためにはプレーオフを戦う必要がありそうだ。

 ブッフォンはこの試合で、観客からチームへのブーイングが起こったことへの不満を口にしている。「状況を打開できなかった時に、観客からブーイングが浴びせられた」とブッフォンは振り返った。

「イタリアではボールのポゼッションは喜ばれないんだ。スペインが100本のパスを繋いだとすれば拍手されるだろう。そのために無理なプレーをしなければならない場面も多かった」と39歳の守護神は、観客からの要求がプレー内容に影響したと主張している。

 残り2試合となったグループGではスペインが勝ち点22で首位に立ち、イタリアは勝ち点19での2位。スペインが勝ち点を落とさない限り、イタリアは2位からプレーオフ経由でのロシア行きを目指さなければならない。

【了】

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