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チェルシー対アーセナルはスコアレス。白熱のダービーは痛み分け

text by 編集部 photo by Getty Images

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互いに決めきれずビッグロンドンダービーは引き分けに【写真:Getty Images】

【チェルシー 0-0 アーセナル プレミアリーグ第5節】

 現地時間17日に行われたプレミアリーグ第5節チェルシー対アーセナルは、0-0の引き分けに終わった。

 開幕戦を落としてから3連勝中のチェルシーと、ここまで2勝2敗と調子の上がらないアーセナルのビッグロンドンダービー。序盤はチェルシーが主導権を握る。21分にはセスクの見事なスルーパスにペドロが抜け出したが、GKチェフに止められた。

 その後はアーセナルが相手の攻撃をしっかりと封じて流れを引き寄せていく。41分にラムジーがポストを叩く惜しいシュートを放つなど、可能性を感じる場面も少なくなかった。

 チェルシーは後半のスタート時にペドロを下げてバカヨコを投入。コンテ監督はまず守備を整えて主導権を取り戻そうと試みた。だが、後半の立ち上がりは良い形をつくったが、流れを握ることはできない。

 0-0で進んだこのゲーム。両指揮官が切り札を投入したのは70分の手前だった。アーセナルがラカゼットに代えてサンチェスを、チェルシーがウィリアンに代えてアザールを送り出す。

 だが、その直後にアーセナルに誤算が生じた。ウェルベックが股関節のあたりを痛めてプレー続行不可能に。73分にジルーが入る。

 それでも75分、アーセナルはセットプレーからムスタフィがヘディングでゴールネットを揺らした。待望の先制点かと思われたが、副審の旗があがっておりオフサイド。均衡は破れない。

 ハードな戦いが続いた終盤、チェルシーはダビド・ルイスが悪い方向に熱くなる。87分、ボールを失いかけた同選手がコラシナツを足の裏で蹴ってしまい退場処分。後半の序盤にオーバーヘッドでコシエルニーを蹴ってしまい警告を受けていたが、一発レッドカードとなっている。

 10人のチェルシーは、すぐにモラタを下げて勝ち点1を狙いにいく。後半はシュートがないアーセナルは勝ち点3が欲しい展開になったが、残り時間が少なすぎた。

 試合は0-0で終了。両チームにとって今季初の引き分けとなっている。

【了】

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