ユベントス、国内7連覇へ死角なし。ボヌッチ放出の影響最小限も…欧州では「挑戦者」か【欧州主要クラブ補強診断】

現地時間8月31日、欧州主要リーグの移籍市場が締切を迎えた。この夏も各チームで様々な移籍があったが、それぞれ主要クラブの動きはどうだったのだろうか。今回はユベントスの補強を読み解く。

2017年09月20日(Wed)7時20分配信

シリーズ:17/18欧州主要クラブ補強診断
text by 編集部 photo Getty Images
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リーグ7連覇へ隙なし。戦力バランスは昨季以上だが…

ユベントス
ユベントスの新戦力はいずれも各ポジションの選手層を厚くする【写真:Getty Images】

 7連覇に死角なし。そう思わせる夏の移籍市場。やはり絶対王者の補強は的確だった。

 セリエAで圧倒的な強さを見せているユベントスは、今夏の補強も盤石だった。中盤のテコ入れとウィンガーの獲得で、チーム全体のバランスは昨季を上回っている。

 ただ、今夏は大きな問題が発生した。DFレオナルド・ボヌッチのミラン移籍だ。これは選手側の希望があったため仕方ないが、戦力ダウンは避けられない。それでも他クラブが中心選手を引き抜かれたときに比べれば、ダメージは少ないだろう。ユベントスは3バックと4バックのどちらでも選択可能で、4バックにすれば大きな問題にはならない。若手のダニエレ・ルガーニは成長し続けているし、シャルケからベネディクト・ヘベデスを獲得した。センターバックの頭数はそろっている。

 中盤はひとつの課題だった。ミラレム・ピャニッチ、サミ・ケディラ、クラウディオ・マルキージオを軸にするまではいいが、その次が誰になるか中途半端だったのだ。そのため、レギュラークラスを獲得して余剰人員を整理する必要があった。補強は紆余曲折あったものの、最終的にパリ・サンジェルマンからブレーズ・マテュイディを獲得。マリオ・レミナをサウサンプトンへ放出し、若手をレンタルに出すことができた。

 また、強化の余地があると考えられていたウィンガーも今夏の移籍市場で充実させた。バイエルン・ミュンヘンからドグラス・コスタ、フィオレンティーナからフェデリコ・ベルナルデスキが加わり、攻撃のバリエーションが増えている。ゴンサロ・イグアイン、パウロ・ディバラ、マリオ・マンジュキッチというメンバーに強力ウィンガー陣が加わったとなれば、イタリア国内に止められるチームはそうないだろう。

 王者であるユベントスは、当然大きな変化を必要としていない。ボヌッチ放出というアクシデントはあったが、基本はベースを維持しつつ、昨季の課題を解決するための市場だった。まさに「補強」という夏を過ごしたと言えるだろう。

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