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中国サッカーで八百長疑惑。協会が天津ダービーについて調査を開始

text by 編集部 photo by Getty Images

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中国国旗【写真:Getty Images】

 中国サッカー協会(CFA)は26日、先週末に行われた中国スーパーリーグ(CSL)の試合で八百長が行われた疑いがあるとして、調査を開始したことを『微博』(中国版ツイッター)公式アカウントで発表した。

 疑惑の対象となっているのは、23日に開催されたCSL第26節の天津泰達と天津権健のダービーマッチ。結果は4-1で天津泰達の勝利だった。

「中国サッカー協会は、天津泰達と天津権健によるCSLの試合について調査を開始した。試合に関するあらゆる事実や証拠を収集し、フェアプレー違反が確認された場合には規則に基いて厳正に対処する」とCFAは声明で述べている。

 元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏が監督を務める天津権健は近年の大型補強により注目度を高めているクラブで、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトやベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルなどが所属。ダービーマッチを終えた時点で4位に位置し、来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場も狙える状況にある。

 一方の天津泰達は、韓国代表前監督のウリ・シュティーリケ氏が今月9日に新監督に就任。元チェルシーのMFジョン・オビ・ミケルなどが在籍している。リーグ下位で苦戦を強いられているが、ダービーマッチの勝利で残留圏内の14位に浮上を果たした。

【了】

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