アメリカ代表のブルース・アリーナ監督【写真:Getty Images】
アメリカ代表を率いるブルース・アリーナ監督は、ヨーロッパの強豪国でもワールドカップ(W杯)北中米カリブ海予選の突破が簡単ではないと感じている。『ESPN』が、同指揮官のコメントを伝えた。
アメリカは現地時間10日、ロシアW杯北中米カリブ海予選最終戦でトリニダード・トバゴと対戦する。
最終予選で苦しんだアメリカは、本大会に出場できる3位に位置しており、トリニダード・トバゴ戦に突破が懸かっている状況だ。
報道によると、トリニダード・トバゴ戦が行われるスタジアムは万全の状態ではない。大雨の影響で会場のピッチの一部が水浸しで、前日練習はほとんどできなかったという。そのほかのアウェイゲームも一筋縄ではいかない。ホンジュラス戦は猛暑に苦しみ、メキシコ戦は高地へ行かなければいけない。アリーナ監督は、北中米カリブ海予選に独特の難しさがあると指摘している。
「ヨーロッパの有力チームの一つがここにきて北中米カリブ海予選をやってみてほしい。実際にやってみて、どうなるか見てみたいものだよ。非常に挑戦的だね。フィットネスのサバイバルみたいなものだ」
それでもアメリカ代表指揮官は、不満を言うつもりはない。
「どのチームも条件は同じだ。政治的な問題ではないと思う。トリニダード・トバゴが雨を降らせているとは思わない。我々は自分たちの試合をするだけだ」
北中米カリブ海地区からは、メキシコとコスタリカの予選突破が決まっている。残り1枠とプレーオフ出場権を手にするのはどの国だろうか。
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