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W杯欧州予選POクロアチア対ギリシャは無観客開催に。過去の衝突などを考慮して決断

text by 編集部 photo by Getty Images

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クロアチアとギリシャのプレーオフは無観客【写真:Getty Images】

 ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフのクロアチア対ギリシャは、無観客で開催されることになる。『ロイター通信』などが報じた。

 クロアチアとギリシャは、11月にW杯出場権を懸けて欧州予選プレーオフを戦う。ホーム&アウェイ方式で行われるこの対戦で、両チームはファンの力を借りることができない。

 クロアチアサッカー連盟は今週、ギリシャサッカー連盟と話し合った結果、この2試合は観客を入れないことで行うことで合意したと発表している。すでにFIFAやUEFAにも報告したとのことだ。

 今回の決定は、危険を未然に防ぐためだ。両国の対戦では過去にトラブルが起きている。2011年10月のEURO2012予選では、スタンドでファン同士が衝突。火炎瓶のようなものを投げつけ合う事態となった。また、クラブ同士の対戦でもギリシャとクロアチアのファンは頻繁に衝突している。

 W杯出場権が懸かったプレーオフの舞台。普段以上にヒートアップすることは間違いないため、問題が起こる前にファンの入場を許可しないという決断を下した形だ。

 クロアチア対ギリシャの欧州予選プレーオフは、11月9日にクロアチアのホームで、同12日にギリシャのホームで開催される。

【了】

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