近年低迷が続いていたものの、アーセナルで復活を期すジャック・ウィルシャーに、スペイン1部のベティスが関心を示しているという。英紙『サン』が報じた。

　昨季はボーンマスに期限付き移籍していた同選手は、今夏アーセナルに復帰してポジション争いに挑んでいる。しかし、かつてのような躍動感が戻ることはなくベンチ入りもままならない日々が続いている。

　アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、今季末で契約満了を迎えるウィルシャーに半年間のチャンスを与える方針を明らかにしていたが、現状では指揮官が満足するパフォーマンスとは言い難いだろう。

　一方のベティスは、以前からウィルシャーの動向を追っていたという。契約満了の半年前にあたる来年1月の移籍市場であれば、比較的安価に25歳の司令塔を獲得できるとの考えのようだ。

　今季からベティスを率いるキケ・セティエン監督は、昨季まで華麗なパスワークを武器にラス・パルマスを躍進させた実績を持つ。また同クラブにはウィルシャーにとってアーセナルの元チームメイトであるコスタリカ代表のジョエル・キャンベルが在籍していることも獲得に向けてプラスに働くかもしれない。

　ウィルシャーはサブ組で臨むことが多いヨーロッパリーグで4試合に出場しているものの、リーグ戦では2試合25分間のプレーにとどまっている。25歳になった天才MFは、スペインで心機一転リスタートを切るのだろうか。

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