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弱冠19歳のGKが自殺。リトアニア1部で将来期待されるも…精神疾患に悩む

text by 編集部 photo by Getty Images

リトアニア
自ら命を絶ったエルランダス・ドゥルシュリカスはまだ19歳だった(写真:本件を報じたリトアニアメディア『15min』より)

 リトアニア1部のFKトラカイは5日、同クラブのBチームに所属するGKエルランダス・ドゥルシュリカスが自ら命を絶ったと発表した。

 ドゥルシュリカスは2部のFKロコモティファス・ラドヴィリシュキスから今季新たに加入した19歳の選手で、Bチームの公式戦に7試合出場していた。しかし、その後精神的なダメージを受け、自殺という最悪の結末を迎えてしまったという。

 FKトラカイはクラブの公式フェイスブックページで「FKトラカイのすべてのファミリーは、エルランダス・ドゥルシュリカスの家族や関係者に深い哀悼の意を表します。我々は自殺が問題や課題の解決につながらないことを強く訴えたいと思います。暗い絶望が永遠に続くことはありません」と、追悼文ならびに自殺防止を訴えるメッセージを掲載した。

 また同フェイスブックページや、この痛ましい一件を報じたメディアは文末に、悩みを相談できる窓口の連絡先を記載している。

 サッカー界では、かつて2009年にドイツ代表としても活躍していたハノーファーのGKロベルト・エンケが、高速で走る列車にはねられて死亡した事故があった。これは同選手が長年苦しんでいたうつ病の影響による自殺とされている。

 プロのサッカー選手は外部から想像できないプレッシャーに日々晒されており、公表こそされていなくても、精神的な疾患を抱えている者が多くいると言われている。エンケやドゥルシュリカスのようなケースが、これ以上起こらないことを祈りたい。

【了】

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