会見で涙を見せたブラジル代表FWネイマール【写真:Getty Images】
現地時間10日、フランスのリールで日本代表対ブラジル代表の親善試合が行われ、3-1でブラジル代表が勝利した。
この試合で1ゴールを挙げる活躍を見せたネイマールは、試合後記者会見場に登場。質問の大半は代表戦ではなく、所属クラブのパリ・サンジェルマン(PSG)に関するものばかりであったが、同選手はチームのスタッフや選手とのの関係性について真実を語っている。ブラジルメディア『グローボ』が伝えている。
「今の僕のパリでの時間は素晴らしいものだ。僕は幸せだし、パリで勝利を勝ち取るため、そしてピッチの上でチームメイトに全てを与えられる選手になるためのモチベーションは十分だ。でも今はすごく嫌な気持ちになっている。嘘みたいな話が作り上げられているからね。僕はカバーニとも監督とも何の問題も抱えていない」
それでも止まぬ質問攻めに、ネイマールは一度は目に涙を浮かべた。しかし、ブラジル代表のチッチ監督が肩をたたき慰めたこともあり、なんとか会見を続けている。
「僕は誰かに嫌な思いをさせようとしに来たわけではない。助けに来たんだ。チームにおける自分の重要性やピッチでの役割はわかっている。パリにいない人や、僕らの日常の中にいない人たちこそバカなことを言うんだ」
今夏2億2200万ユーロ(290億円)でPSGに移籍し、開幕から好調を維持して既にチームを引っ張る存在となっているネイマール。PKキッカーの座を巡って口論をしたFWエディソン・カバーニや現指揮官のウナイ・エメリ監督との不仲説は浮上しているが、本人は「僕が問題を抱えているとでっちあげるのはやめてほしい」と強く訴えている。
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