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インテル指揮官、元伊代表SBも“再生”。長友の新たなライバル候補に

text by 編集部 photo by Getty Images

ダビデ・サントン
インテルのダビデ・サントン【写真:Getty Images】

 セリエA第13節の試合が現地時間の19日に行われ、インテルはホームでアタランタと対戦した。この試合では、インテルの左サイドバックに長友佑都ではなくダビデ・サントンが起用された。

 前節まで6試合連続の先発で出場し、レギュラーポジションを確保していた長友だが、日本代表から戻った直後の試合となった今回は先発外。ベンチには入ったが、出場機会のないまま90分間を終えた。

 長友が先発を外れるのであればブラジル人SBダウベルトが代役候補だとみられていたが、起用されたのは今季初先発となる26歳の元イタリア代表DFサントン。イタリアメディアでも驚きだとして捉えられている。

 サントンは今シーズン、短時間の交代出場が2回あるのみだった。昨季は最終節で先発出場したが、順位の上では大きな意味のない消化試合。その前の先発出場は昨年11月6日のクロトーネ戦であり、「本格的な試合での先発は1年ぶり」と『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は伝えている。

 その起用に応え、2-0の完封勝利に貢献したサントンのプレーは「今後に期待の持てる安定したものだった」と『ガゼッタ』紙。「長友よりも優れている彼のフィジカルは役に立つかもしれない」と述べており、今後のポジション争いに割って入る可能性があるという見方を示した。

 夏の時点では放出が確実視されていた長友やDFダニーロ・ダンブロージオを再評価してチームに欠かせない存在にしたとして、ルチアーノ・スパレッティ監督の“再生手腕”には称賛が集まっていた。サントンも同監督により復活を果たすことになるのだろうか。

【了】

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