エイバルに所属する日本代表MF乾貴士にライバルが出現するかもしれない。スペイン紙『Cadena Cope』が伝えた。

　同紙によると、新たにサイドアタッカーの補強を考えているエイバルは、バレンシアに所属するチリ代表MFファビアン・オレジャナの期限付き移籍での獲得を狙っているという。ホセ・ルイス・メンディリバル監督が直々に獲得を要請したとされている同選手の移籍交渉は、既にバレンシア側と基本合意に達するまでに進展しており、1月からチーム合流が見込まれている。

　オレジャナは、今年1月にバレンシアに加入。昨季は出場機会に恵まれていたものの、今夏新たにマルセリーノ・ガルシア・トラル監督が就任すると、ベンチを外れる機会が激増。また、今季は国王杯4回戦のレアル・サラゴサ戦のみの出場となっている同選手は、最近はチリ代表でのプレーからも遠ざかっている。

　2013年から約4年間在籍したセルタでは右サイドを主戦場としていたオレジャナだが、バレンシア加入後は左サイドでのプレーも度々あり、どちらも遜色なくこなす印象。エイバルでは主に左サイドで活躍する乾にとっては、無視できない存在となるだろう。

　もしオレジャナの移籍が実現すれば、同選手は今季終了までの期限付きでエイバルに加入することとなる。そして、今季終了後にエイバルが1部残留を果たした場合は、エイバル側に買取の義務が発生するオプションもつくことになるようだ。

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