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本田圭佑、“助っ人”として新たな歴史を築けるか。北中米勢は準決勝で過去全敗

text by 編集部 photo by Getty Images

本田圭佑
パチューカの本田圭佑【写真:Getty Images】

 FIFAクラブ・ワールドカップ(W杯)準決勝の第1試合が、現地時間12日にUAEのアル・アインで開催される。対戦するのは南米王者であるブラジルのグレミオと、北中米王者であるメキシコのパチューカだ。

 本田圭佑の所属するパチューカは、9日の準決勝でアフリカ王者のウィダド・カサブランカ(モロッコ)と対戦。終始優勢に試合を進めながらも相手の抵抗に苦しんだが、延長戦でようやくゴールを奪って1-0で準決勝進出を決めた。

 北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)で圧倒的な強さを誇るメキシコ勢は、今大会も含めて14回開催されてきたクラブW杯のうち13大会に同連盟代表として出場してきた。だがこれまで6回準決勝に進みながらも、決勝へ進んだことは一度もない。

 メキシコのチームは準決勝でレアル・マドリーと2回、バルセロナと2回、チェルシーと1回、LDUキト(エクアドル)と1回対戦して6戦全敗。メキシコ勢以外で北中米からクラブW杯に出場した唯一のクラブであるコスタリカのサプリッサも2005年の準決勝でリバプールに敗れている。

 グレミオを破って決勝進出を果たしたとすれば、メキシコ勢としても北中米勢としても初の快挙となる。アジアからの“助っ人”であり中心選手の一人である本田がその偉業に貢献できるかどうかも注目される。

【了】

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