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FC東京の韓国代表DFチャン・ヒョンス、“ホーム”で日韓戦勝利誓う「絶対勝って優勝」

text by 編集部 photo by Getty Images

チャン・ヒョンス
FC東京に所属するチャン・ヒョンスはE-1で韓国代表のキャプテンマークをまいている【写真:Getty Images】

 韓国代表は12日、EAFF E-1サッカー選手権2017決勝大会(E-1)の第2戦で朝鮮民主主義人民共和国代表(以下、北朝鮮代表)に1-0で勝利した。

 初戦で中国に引き分けたため、優勝のためにも負けられない試合。韓国は北朝鮮のカウンターを警戒して5バック気味の布陣を採用し、攻撃でもサイドにボールを集めるなど、徹底した策を講じた。

 2試合連続で先発出場した守備の要チャン・ヒョンスは「目標は優勝だから、この試合が一番大事だった」と振り返る。「相手の特徴はカウンターが強いことだったので、監督からは『カウンター、それだけ気をつけろ』と言われた。クロスは韓国人選手も身長が高いのでそんなに危なくないし、カウンターだけ考えて試合をしていました」とも明かした。

 チャン・ヒョンスはE-1を通じて2試合ともキャプテンマークを巻いて先発出場している。さらに、会場は普段FC東京でプレーしている自身にとっては“ホーム”とも言える味の素スタジアムであり、特別な感情を抱いて戦っている。

「やっぱり韓国代表でキャプテンをするのは自信にもなるし、試合に勝てば僕もチームもすごく嬉しい。『勝つことだけに集中しよう』と、他の選手たちにも話しました。味スタはやっぱり特別で、FC東京のホームだし、4年ぶりにJリーグに帰ってきて、(韓国代表として)日本で試合ができるのは本当に嬉しい」

 16日の最終戦では、日本との大一番に臨む。2年ぶりの日韓戦はチャン・ヒョンスが語るように「勝てば優勝」の一戦。これは日本にとっても韓国にとっても同じ条件だ。「FC東京のホームで日本代表と試合をするのは、僕にとっても嬉しい。いいライバルだと思っているので、絶対勝って優勝できるように頑張ります」と、26歳のDFは気を引き締める。

 そして日本にはFC東京のチームメイトでもあるDF室屋成とMF高萩洋次郎がいる。「室屋選手も高萩選手も、2人ともいい選手。いい準備をして絶対勝ちます」と、戦友との対戦に向けて闘志を燃やしている。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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