マンチェスター・ユナイテッドのサポーターは、チャンピオンズリーグ（CL）の決勝トーナメント1回戦で対戦するセビージャが入場チケットの価格を大幅に引き上げたのは不当であるとして、欧州サッカー連盟（UEFA）に対処を訴える姿勢を見せている。英紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えた。

　ユナイテッドは今季CLのグループステージでグループAを首位通過。11日に行われた抽選会の結果、ベスト16ではグループEを2位通過したセビージャと対戦することが決まった。1stレグはセビージャのホームで来年2月21日に行われる。

　組み合わせ決定後、アウェイゲームで合計2650枚のチケットを割り当てられることになったユナイテッドは、シーズンチケットの保有者に向けて販売の募集を開始。セビージャはその時点でまだチケット料金を決定していなかったが、グループステージでリバプールがセビージャと対戦した際の54ポンド（約8200円）と同程度が想定され、ユナイテッドからもファンにそう伝えられていたという。

　だが、その後セビージャが決定したチケット料金は想定を大幅に上回り、席種によって89ポンド（約13500円）または133ポンド（約20100円）というものだった。すでにチケット購入の応募を行っていたユナイテッドサポーターの間からは不満が噴出したようだ。

「変えさせることができるかどうかはまだ分からないが、この搾取的な料金設定に影響力を行使できる可能性があるUEFAやその他の団体に働きかけるつもりだ」とサポーターグループは声明を出している。

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