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初出場の清水桜が丘、土壇場で追いつくも選手権初戦敗退。高川学園がPK戦制し2回戦へ

text by 編集部 photo by Getty Images

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高川学園が高校選手権初戦を突破【写真:Getty Images】

【清水桜が丘 1-1(PK3-5) 高川学園 第96回全国高校サッカー選手権1回戦】

 第96回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が31日に行われ、静岡県代表の清水桜が丘と山口県代表の高川学園が対戦した。

 試合は両チームともにチャンスを作りながら決めきれない展開が続き、終盤まで0-0のまま進む。そして終了5分前から大きな動きを見せた。

 75分、清水桜が丘のGK眞杉雛多がクロスの処理でボールをこぼしたところ、途中出場だった高川学園のFWFW山本廉哉が見逃さずシュート。ついに均衡が破れ、高川学園が先制に成功する。

 失点したことで焦りも見えるようになったが、名門・清水商業の流れをくむ清水桜が丘も意地を見せる。78分、右サイドからのクロスでゴール前に混戦が生まれ、GKがボールをこぼしたところに3年生FW松下祐也が詰めて土壇場で追いつく。1-1のまま終了のホイッスルが吹かれ、決着はPK戦に委ねられた。

 PK戦は高川学園が先攻で、4人目までノーミスでつなぐ。一方の清水桜が丘は3人目まで全員が成功し、迎えた4人目はキャプテンのFW白井海斗。助走でフェイントをかけたが、高川学園のGK安部洋一郎にストップされてしまった。

 最後は高川学園は5人目まで全員成功させ試合終了。PK戦を5-3で制した高川学園が2回戦へと駒を進めた。次のラウンドでは長崎県代表の長崎総科大附属と愛知県代表の中京大中京の勝者と対戦する。

【得点者】
75分 0-1 山本廉哉(高川学園)
78分 1-1 松下祐也(清水桜が丘)

【了】

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