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流経大柏、3年ぶりの選手権ベスト4進出。本田vs小嶺…高校サッカー名将対決を制す

text by 編集部 photo by Getty Images

ボール
流通経済大柏が高校選手権ベスト4へ(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

【長崎総科大附属 0-3 流通経済大柏 第96回全国高校サッカー選手権準々決勝】

 第96回全国高校サッカー選手権大会の準々決勝が5日に行われ、千葉県代表で今年度のインターハイ王者・流通経済大柏と長崎県代表の長崎総科大附属が対戦した。

 流経柏の本田裕一郎監督と、長崎総附の小嶺忠敏監督、高校サッカー界が誇る名将対決として注目されたこの試合。前半は比較的静かな展開で進み、スコアレスで終わる。

 すると後半開始直後の44分、ロングスローからペナルティエリア内で味方が競り合ったこぼれ球を、DF関川郁万が力強くゴールに叩き込んだ。

 畳み掛ける流通経済大柏は50分、MF加藤蓮からの浮き球パスに抜け出した10番のMF菊地泰智が左足を一閃。いい流れの中で追加点を奪った。

 反撃に出たい長崎総科大附属だが、累積警告で出場停止のエースFW安藤瑞季の不在が響いたか、なかなか決定的なチャンスを作れない。

 流通経済大柏は巧みに時間を使いながら長崎総科大附属の攻撃をいなし、終盤の80分に途中出場のFW熊澤和希がダメ押しの3点目を奪って勝負あり。注目の一戦を3-0で制し、今大会全試合無失点で3年ぶりのベスト4進出を果たした。

 名将対決を制した流通経済大柏は、6日に行われる準決勝で栃木県代表の矢板中央と対戦する。同じ会場で行われた第1試合で矢板中央は新潟県代表の日本文理を1-0で下していた。

【得点者】
44分 0-1 関川郁万(流通経済大柏)
50分 0-2 菊地泰智(流通経済大柏)
80分 0-3 熊澤和希(流通経済大柏)

【了】

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