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オスカル、中国行きの真相を告白。欧州帰還も示唆「2,3年後にビッグクラブへ」

text by 編集部 photo by Getty Images

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中国移籍の理由を語ったMFオスカル【写真:Getty Images】

 中国1部の上海上港に所属するブラジル代表MFオスカルが、中国のクラブへ移籍をした理由を語った。スペイン紙『アス』が伝えた。

 2016年の12月にチェルシーから上海上港へと移籍したオスカルは、アジア史上最高額となる6000万ユーロ(約74億円)の移籍金や高額な年俸を記録。巨額の投資で爆買いを繰り返す中国リーグに新たなスターが上陸したとして大きな話題となった。

 欧州と比べればレベルが落ちる中国への移籍は、批判の対象となることが多い。しかし、25歳という若さで中国移籍を決断したオスカルは、お金が大きな理由の一つであったことを正直に語っている。

 「サッカー選手や働いている人なら誰だってお金を稼ぎ家族を助けようとする。僕はブラジルの貧しい家庭で育ち、何もなかった。これ(お金)は僕の仕事の成果だ。僕が給料をもらうのは、それを僕が勝ち得たからだ」

 一方でオスカルは「ここに来たのと同じように、欧州へ戻ることもできるかもしれない」と世界のトップレベルに復帰することも視野に入れている。

 「どんな決断をしようが、人々は常にそれが良いか悪いかを話題とする。中国に来る外国人選手はみんな高いレベルを持っていると思う。パウリーニョはバルセロナと契約したけど、僕のチームのフッキやエウケソンだって欧州に戻るだけの力は持っている。2年か3年たって僕の契約が切れ、チームのタイトル獲得に貢献できた時、欧州のビッグクラブに戻ることができればと思っている」

 オスカルも語るように、ブラジル代表のMFパウリーニョは昨夏に広州恒大からバルセロナへという異例のステップアップを果たした。加入当初は各方面から批判を浴びたものの、パウリーニョは攻撃的なMFとして自身の存在価値を示している。欧州復帰を夢見るオスカルもそれに続くことができるのだろうか。

【了】

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