ビデオ・アシスタント・レフェリー【写真:Getty Images】
国際サッカー評議会(IFAB)は、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の使用をサッカーのルールに導入することを全会一致で可決した。英『BBC』など各国メディアが伝えている。
VARは、ピッチ上の審判団が判定を下すのが難しいプレーや、判定ミスの疑いがあったプレーについて、映像確認を通して適切な判定を助けようとするシステム。各国リーグや国際大会などで試験導入が進められてきた。
IFABは現地時間3日にチューリッヒで行った会議で、VARの使用をルール内に組み込むことを全会一致で決定したとして声明を出した。
これにより、VARは今年夏のロシア・ワールドカップでも使用される見通しとなった。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長によれば、今月16日にロシア大会での使用について決定を下すとのことだ。
「本日をもって、ビデオアシスタントレフェリーはサッカーの一部となった。我々はVARを非常にポジティブに捉えており、(ワールドカップでの使用について)賛成の決定が下されるよう促したい」とインファンティーノ会長は述べている。
【了】