現地時間10日に行われたリーガエスパニョーラ第28節のエイバル対レアル・マドリーの後半に、ある選手が突如ピッチからいなくなった。

　両チーム譲らず1-1の拮抗した展開で迎えた73分、マドリーの主将セルヒオ・ラモスが主審と何やらコミュニケーションを取ってロッカールームにつながるトンネルへと消えていった。約5分後にはピッチに戻ってきたが、その間マドリーは勝つためにゴールが必要な状況にもかかわらず10人で戦うことを強いられた。

　まさかキャプテンが試合中にプレーを放棄したのでは…そんな憶測も呼んだが、スペイン紙『アス』などによればS・ラモスが5分間も不在にした理由をマドリーのジネディーヌ・ジダン監督が説明している。

「彼はちょっとトイレに大きい方をしにいったんだ」

　なんとS・ラモスは逆転される可能性もあるタイミングでトイレに駆け込んでいたという。不在の5分間でゴールを奪われることはなかったが、10人だったため常にリスクはあった。結局2-1で勝利を収めたものの、仮に自身がいない状態でエイバルにゴールを許していれば猛烈な批判は免れないだけに、マドリーの主将はヒヤヒヤしながら便座に座っていたに違いない。

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