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酒井高徳、残留は「絶対に諦めない」。新監督初戦で「正しい方向は見えた」

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
HSVの主将を務める酒井高徳【写真:Getty Images】

 ハンブルガーSVの酒井高徳は、ブンデスリーガ1部残留を諦めていない。同選手のコメントをブンデスリーガ公式サイトが伝えている。

 現地時間17日、ハンブルガーSVはホームでヘルタ・ベルリンと対戦し、1-2で敗れた。リーグ戦で最後に勝ったのは11月26日のホッフェンハイム戦。直近5試合では1分け4敗となっており、最下位ケルンと勝ち点1差の17位という厳しい状況だ。

 2部3位と残留を懸けたプレーオフに臨むことになる16位との勝ち点差は7。ハンブルガーSVは、クラブ史上初の降格が現実味を帯びてきている。

 ハンブルガーSVのキャプテンは試合後、「後半は自分たちのプランどおりのプレーができなかった」とコメント。「少し眠っていたというか、前にも行けなかったし、1対1でも負け、簡単にボールを失った。チームとしてもう一度前半のように立ち上がるべきでした」と反省しきりで「それができなかったので、このような結果になったと思います」と振り返っている。

 ハンブルガーSVは12日にベルント・ホラーバッハ前監督を解任。U-21を率いていたクリスティアン・ティッツ監督がチームを指揮することになった。酒井は「ポゼッション率は高かったですし、試合も最初は試合できていたと思います」と違いを語り、「選手たちが少し自信を取り戻した姿をみられた。負けたことは非常に辛いですが、正しい方向は見えたと思います」と手応えを感じている。

 残り7試合での残留は難しい状況と言わざるを得ない。それでも酒井は「まだ試合はありますし、毎試合が僕たちにとっては重要」「ファンが怒っているのは当然です。でも、僕たちは『諦めよう』と言うことはできません。可能性がある限り、僕たちは絶対に諦めない。100%の力を出し、それを次のシュトゥットガルト戦でも見せたいです」と前を向いた。

【了】

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