イングランド・プレミアリーグのアーセナルは23日、新監督にパリ・サンジェルマン（PSG）前監督であるスペイン人のウナイ・エメリ氏が就任することが決定したとして発表を行った。

　アーセナルを約22年間にわたって率いて好成績を収め続けてきたアーセン・ヴェンゲル監督は、2017/18シーズンを最後に退任。長期政権に終止符が打たれ、後任の新監督の人選が注目されていた。英メディアなどで報じられていたとおり、その後任監督はエメリ氏に決まった。

　現在46歳のエメリ氏は、2005年にスペインのロルカで監督業をスタート。続いてアルメリアを率い、2008年から12年まではバレンシア監督を務めた。2012年にはロシアのスパルタク・モスクワで自身初となる国外での仕事も経験した。

　2013年1月に監督に就任したセビージャでは、ヨーロッパリーグ（EL）3連覇を成し遂げるなど大きな成功を収めた。2016年にはPSG監督に就任し、1年目はリーグ優勝を逃しながらも国内カップ2冠。2017/18シーズンにはリーグも含めた3冠を達成したが、シーズン終了後に退任していた。

「サッカー界で最も偉大なクラブのひとつであるアーセナルに加入することに興奮している。アーセナルの歴史の中で重要となる新たな一章をスタートさせる責任を与えられ、非常に楽しみにしている」とエメリ氏は就任に際してコメントしている。

【了】