マンチェスター・ユナイテッドのフランス代表MFポール・ポグバが、自身より優れたMFの名前を挙げた。フランス『カナル・プリュス』のインタビューに応じ、意外な選手についても語っている。

　ポグバは2016年夏、当時の史上最高額となる移籍金でユベントスからユナイテッドへ移籍した世界屈指のMF。そんな彼でも尊敬する選手はたくさんいる。

　自身より優れた中盤の選手を聞かれると、「アンドレス・イニエスタはすごいキャリアを過ごした」と語り、バルセロナを退団してヴィッセル神戸に加入することが決まったベテランMFを挙げた。

　そのほかに「ルカ・モドリッチ、トニ・クロース、ダビド・シルバ、ケビン・デ・ブルイネ、ヤヤ・トゥーレ」とトップレベルの選手の名前を口に出すと、「アブ・ディアビもだ」とコメント。「彼はボックス・トゥ・ボックスの選手としてケタ違いだった。でも、残念だけど多くの怪我に見舞われたね」と話している。

　元フランス代表のディアビは、同国代表のパトリック・ヴィエラ氏の後継者として注目された選手。アーセナルで見事な活躍を披露してファンを魅了したが、2006年に足首を痛めて離脱したあとはさまざまな負傷を繰り返して2015年に退団した。その後マルセイユに加入したが、やはりコンスタントにプレーすることはできず。32歳となった今は、所属クラブがない状況だ。

　「アーセナルにいたときの彼を思い出してほしい」とポグバは語り、「本当にケタ違いだった。みんな忘れてしまっているよ。フランス代表でも巨大だった。彼はリスペクトに値する。僕は忘れないよ。彼から学んだことはたくさんある」と述べている。

　スポーツの世界に“たられば”はないが、アーセナルファンでなくとも「ディアビの怪我がなければ…」と思っている人は少なくないはずだ。

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