C・ロナウドがユベントスへ、その背景に何が? “荒唐無稽なガセネタ”が真実に変わるまで

世界最高の選手の1人、クリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリーからユベントスへと移籍した。現地イタリアでは当初、公約のジョークも成立するほどの“ガセネタ”と思われていた。しかし、実際にはユベントスによる長期的な戦略による移籍劇だった。(取材・文:神尾光臣【イタリア】)

2018年07月14日(Sat)10時00分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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敏腕代理人の介入で一気に進展

クリスティアーノ・ロナウド
ユベントスへの移籍を発表したC・ロナウド【写真:Getty Images】

「もしCR7が来たら、リツイートした女の子と結婚するよ」
「もしCR7が来たら、リツィートした人すべてをモルジブに招待する」
「もしCR7が来たら、頭を青黒に染めてやる」
「もしCR7が来たら、もうナポリはクソなんて言わない」
「もしCR7が来たら、マロッタにベロチューしてあげる」
「もしCR7が来たら、トゥットスポルトを年間購読する」

 イタリアではツイッター上でこの一週間、#SeArrivaCR7「もしCR7が来たら」というハッシュタグが流行し、人々は様々な公約を掲げていた。これはもちろん7月頭、あのクリスティアーノ・ロナウドがユベントスに移籍するという噂が出回ったことがきっかけとなったものだ。

 そして10日、ユベントスはC・ロナウドの移籍を発表した。それらの公約が本当に実行されるのか興味深いところだが(筆者の身の回りにも裸で街を走り回ると公約していた男が3人はいる)、そんなジョークが成立する背景には、こんなのは荒唐無稽なガセネタとして疑われるレベルの話だという共通認識があった。

 それはそうだ。近年は衰退が嘆かれたセリエA。イタリアのクラブが海外のメガクラブの主力を引き抜くだけでも難しいとされていたのに、そこにリオネル・メッシと並ぶ世界最高のスターが本当に来るなんて予測は誰も立てられなかっただろう。

 6月、ユーベはバレンシアから、インテルが買取を断念したジョアン・カンセロを完全移籍で獲得したが、その代理人となっていたのはC・ロナウドの代理人でもあるジョルジュ・メンデス氏。

 その際にユーベの幹部がメンデス氏からC・ロナウドに移籍の意思があると伝えられ、レアル・マドリーとの契約延長交渉が不調に終わってからユーベが動いたという話が真相として複数の地元メディアで伝えられている。

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