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中田英寿氏の渡伊以来20年ぶり…「日本人のいないセリエA」開幕へ

text by 編集部 photo by Getty Images

長友佑都(左)と中田英寿氏(右)
長友佑都(左)と中田英寿氏(右)【写真:Getty Images】

 イタリアの1部リーグであるセリエAは現地時間18日に2018/19シーズンの開幕を迎える。日本人選手が一人も在籍していない状態で開幕を迎えるのは実に21年ぶりのことだ。

 1994/95シーズンにはアジア人初のセリエA選手として三浦知良がジェノアでプレー。その後3年間を挟んで、1998年夏には中田英寿氏がペルージャに加入した。それ以来、20シーズンにわたってセリエAの開幕時には常に日本人選手が在籍していた。

 中田氏は複数のチームへ移籍しつつ、2004/05シーズンまでイタリアでプレー。その間に名波浩氏や中村俊輔もセリエAでプレーした。中田氏がイングランドへ移籍した2005/06シーズンには、メッシーナに柳沢敦氏が在籍していた。

 翌2006/07シーズンは開幕直前に小笠原満男がメッシーナに、大黒将志がトリノに加入。シーズン途中には森本貴幸もカターニアのトップチームにデビューし、2012/13シーズンまでセリエAで戦った。

 長友は2010年夏にチェゼーナに加入し、半年後にインテルへ移籍。その後ミランに加入した本田圭佑が昨年夏にイタリアを去ったあと、長友も今年1月にトルコのガラタサライへレンタル移籍し、20年ぶりにセリエAに日本人選手のいない状態となった。

 長友はそのままガラタサライへ完全移籍し、17日の移籍市場終了までに新たな日本人選手が加入することはなかった。セリエB(2部)のベネベントには元U-18日本代表のMFサイ・ゴダードが加入したが、セリエAは久々に日本人選手のいないシーズン開幕となる。

【了】

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