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ラツィオサポーターの女性差別が問題に。ゴール裏の一部に“女性立入禁止”

text by 編集部 photo by Getty Images

ラツィオ
ラツィオサポーター【写真:Getty Images】

 ラツィオの一部サポーターが、スタジアムのゴール裏から女性ファンを締め出そうとしたとして問題視されている。イタリア『メディアセット』などが伝えた。

 ラツィオは現地時間18日にセリエAの開幕戦を戦い、ホームでナポリに1-2の敗戦を喫する結果に終わった。この試合では、本拠地スタディオ・オリンピコの観客席に、あるメッセージを記した紙が配られていたという。

 SNS上で写真が出回ったその紙には、観客席の一部エリアを女性に対して“立入禁止”とする旨が記されていた。「クルヴァ・ノルド(ゴール裏)は我々にとって神聖なる場所であり、守るべき不文律が存在する。その中に女性たち、妻たち、彼女たちの入場は認めない。10列目より後ろにいるようにしてほしい」との要求が、熱狂的サポーターグループのひとつである「ディアボリク・プルート」の名前で書かれている。

 女性差別であるとして問題視されたが、クラブはこの動きに無関係だと主張。「サポーターによる行動であり、クラブの立場ではない。我々はあらゆる差別に反対する。ラツィオのサポーターが大勢いる中で、ごく一部の者による行動だ」とラツィオのスポークスマンはイタリア『ANSA通信』にコメントしている。

【了】

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