マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、今年の夏の移籍市場でFWクリスティアーノ・ロナウドを再獲得しないようにクラブに要請していたという。1日付英紙『ミラー』が独占情報として伝えている。

　C・ロナウドはレアル・マドリーで9年間にわたって活躍していたが、今夏にイタリアのユベントスに移籍。だが近年の移籍市場では、古巣であるユナイテッドに復帰する可能性も盛んに噂されていた。

　しかし、モウリーニョ監督はC・ロナウドの再加入を望んではいなかったようだ。移籍金9000万ポンド（約130億円）、週給50万ポンド（約7200万円）という巨額の出費が見込まれるC・ロナウド獲得は「ナンセンス」だと考えていたという。

　守備の補強を最優先に考えていたモウリーニョ監督は、C・ロナウドよりもトビー・アルデルワイレルド（トッテナム）やハリー・マグワイア（レスター・シティ）、ディエゴ・ゴディン（アトレティコ・マドリー）らの獲得を希望。だがクラブがDF補強への出費を拒んだことに怒りを覚えているとみられている。

　ユナイテッドはプレミアリーグ開幕から3試合で2敗と苦戦し、モウリーニョ監督は解任も噂される状況にある。一方のC・ロナウドはユーベで開幕から3試合に出場して無得点とこちらも苦戦中。ユナイテッドとユーベはチャンピオンズリーグで同じグループに入っており、C・ロナウドは古巣と対戦することになる。

と【了】