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W杯スイス代表に続いてまたも…アーセナルDFの“政治的”ゴールパフォが物議

text by 編集部 photo by Getty Images

シュコドラン・ムスタフィ
アーセナルのシュコドラン・ムスタフィ【写真:Getty Images】

 アーセナルのドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィが得点後に見せたパフォーマンスが「政治的」であるとして、イングランドサッカー協会(FA)からの処分の対象となる可能性があるとみられている。英紙『インディペンデント』などが伝えた。

 ムスタフィは現地時間2日に行われたプレミアリーグ第4節のカーディフ・シティ戦で先制ゴールを記録。MFグラニト・ジャカからのCKにヘディングで合わせてゴールを奪い、3-2の勝利に貢献した。

 しかし、得点後にムスタフィがジャカに向けて見せたポーズが物議を醸している。開いた両手を胸の前で合わせ、「双頭の鷲」を表すものだ。ムスタフィがルーツを持つアルバニアの国旗に描かれた図柄であり、コソボ独立への支持も表すと受け取られるものだ。

 同様のゴールパフォーマンスは今夏のロシアワールドカップでも騒動を引き起こした。スイス代表として出場したジャカとMFジェルダン・シャキリ(現リバプール)が、コソボの独立を認めていないセルビアとの試合でゴールを決めたあと見せたポーズだった。

 国際サッカー連盟(FIFA)はこの行為に政治的意図が含まれるとして、ジャカとシャキリおよび現アーセナルのDFシュテファン・リヒトシュタイナーに罰金処分を科した。FAでも試合での政治的なメッセージ発信を禁じており、ムスタフィにも処分が下される可能性があるとの見方が伝えられている。

【了】

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