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一時代の終わり? メッシ、12年ぶりにFIFA年間MVP最終候補に残れず

text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシ
アルゼンチン代表のリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

 国際サッカー連盟(FIFA)は2018年FIFA年間最優秀選手賞の最終候補3名を3日に発表した。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが最終候補から外れたのは実に12年ぶりのことだ。

 最終候補に残ったのはユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、レアル・マドリーのクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、リバプールのエジプト代表FWモハメド・サラーの3人。受賞者は今月24日にロンドンで行われる表彰式で発表される。

『フランス・フットボール』誌の主催するバロンドールと統合されていた期間も含めて、FIFAの選出する年間最優秀選手の最終候補3名のうち2名は毎年のようにメッシとC・ロナウドで占められていた。だがついにその構図に変化がもたらされた。

 メッシは2007年以来11年連続で最終候補に残り、最優秀賞受賞が5回、2位が6回。今年もリーガエスパニョーラで得点王に輝いてバルサを国内2冠に導く活躍を見せたが、2006年以来初めて最終候補に残れなかった。

 一方のC・ロナウドも2007年に初めて最終候補に入って以来、2010年を除く全ての年で最後の3人に残ってきた。受賞回数はメッシと同じ5回であり、今回も受賞すれば単独最多の6回となる。

 しかし、必ずしもC・ロナウドが受賞するとは限らない。欧州サッカー連盟(UEFA)の選出する年間最優秀選手も同じ3人が最終候補だったが、ロシアワールドカップMVPのモドリッチがC・ロナウドを抑えて受賞している。メッシとC・ロナウド以外の選手がFIFA年間最優秀選手賞を受賞すれば2007年のカカー以来11年ぶりとなる。

【了】

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