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亡き主将への想い届く。フィオレンティーナ、特例で別のキャプテンマーク着用可に

text by 編集部 photo by Getty Images

ヘルマン・ペセジャ
アストーリと戦うフィオレンティーナ【写真:Getty Images】

 フィオレンティーナは、今後もダビデ・アストーリのキャプテンマークを巻くことが可能になった。12日、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが伝えている。

 セリエAでは今季からキャプテンマークの統一が行われている。しかし、自由にキャプテンマークのデザインを変更できる昨季までのスタイルを望むチームもあり、特にフィオレンティーナは昨季途中に亡くなった元主将のアストーリへの想いを強く示していた。

 リーグ側は今後も統一したキャプテンマークの使用を拒み続ければ処分を科すと警告を発していたが、フィオレンティーナはアストーリのキャプテンマークを巻くことを希望。クリスティアーノ・ビラーギは「罰金を科すというなら、僕たちが払う」とも話していた。

 こういった反発を受けて、リーグは特例としてフィオレンティーナにアストーリのキャプテンマークをつけることを許可。主将を務めるDFヘルマン・ペセジャは、処罰を受けることなく、元主将のキャプテンマークを巻くことが可能になった。

 ペセジャは自身のインスタグラムで「これはルールへの反抗ではなく、チームと街全体の気持ちを表すことだ。このシンボルをつけることを許可してくれたリーグには感謝している。どこへ行くにも、ダビデはずっと一緒なんだ」とつづった。

【了】

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