ドイツ1部のニュルンベルクに所属するFW久保裕也は、攻撃陣の複数のポジションでチームに貢献していくことが期待されている。独誌『キッカー』が14日付で見通しを伝えた。

　ベルギーのヘントからニュルンベルクに加入した久保は、ブンデスリーガで開幕から2試合連続のフル出場。今月の日本代表の試合には招集されなかったが、その分クラブで練習を重ねることができたようだ。

「プロセスと連携は日に日に良くなっている」とミハエル・ケルナー監督はコメントし、久保を含めた新加入選手たちが順調にチームのプレーに馴染んでいることに満足する様子を見せている。

　ニュルンベルクは現地時間16日に行われるブンデスリーガ第3節の試合で、FW大迫勇也の所属するブレーメンと対戦。久保はこの試合でも先発が見込まれているが、起用されるポジションについては複数の可能性があると『キッカー』は伝えた。

　これまでの2試合ではウイングの位置で先発したが、第2節マインツ戦の後半には中央で好プレーを見せたと評されている。ケルナー監督によれば、ポジションは状況に応じて変えていく考えだという。

「中央で創造性が必要なら久保は中央でプレーする。ケルナーがよりフィジカル面に重点を置くなら、久保はおそらくアウトサイドでプレーするだろう。柔軟性は武器であり、より手強いチームへの対抗策になる」と独誌は述べている。

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