リバプールのレジェンドであり、現在スコットランドのレンジャーズで監督を務めるスティーブン・ジェラード氏は、今季好調な古巣のキープレーヤーとしてブラジル代表FWロベルト・フィルミーノを挙げている。英メディア『BBC』に語った。

　ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは今季プレミアリーグで開幕から6連勝を収めて単独首位。チャンピオンズリーグ（CL）も含めた開幕からの公式戦7連勝はクラブ史上初という最高のスタートを切っている。

　ジェラード氏は、そのチームの中でも特に重要な存在としてフィルミーノを称賛。「近くで見ていると本物の天才だ。ゴールのお膳立てをするプレーも決めるプレーも面白い」と述べた。前線でともにプレーするモハメド・サラーやサディオ・マネも重要な存在だとしつつ、「鍵はフィルミーノだ」と重要性を強調している。

　自身もリバプールでCL優勝などを成し遂げたジェラード氏だが、プレミアリーグで優勝できなかった理由として「ポジションによっては戦力不足だった」と語る。それに比べて「今のリバプールを見ると、ベストメンバーなら弱点は見つけられない」と続けた。

「今のチームは私のプレーしていたチームよりはるかに強い。リバプールのメンバーがこれほど良いのはかなり久しぶりだ」とジェラード氏。元キャプテンの期待に応え、リバプールはこのまま悲願のプレミアリーグ優勝へ突き進むことができるだろうか。

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