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アーセナルMF、“政治的理由”によりEL欠場へ。ドルトムント在籍時と同じ状況に

text by 編集部 photo by Getty Images

ヘンリク・ムヒタリアン
アーセナルに所属するヘンリク・ムヒタリアン【写真:Getty Images】

 現地時間4日にヨーロッパリーグ(EL)グループステージE組第2節の試合が行われる。アーセナルはアゼルバイジャン1部のカラバフFKのホームに乗り込んで対戦するが、この試合にアーセナル所属のアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンは出場しない見通しとなった。3日に英メディア『BBC』が報じている。

 同メディアによると、“政治的理由”によりムヒタリアンはチームに帯同しないという。アルメニアとアゼルバイジャンは1988年から1994年まで、ナゴルノ・カラバフ自治州を巡る争いを起こしており、現在も緊張状態が続いている。外交関係が悪化していることから、アルメニア人のムヒタリアンはアゼルバイジャン入りしない選択をしたようだ。

 アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督も理解を示しており、「彼はあの場所に向かうことは出来ない」とコメントしている。また、欧州サッカー連盟(UEFA)に対してアーセナル側から「安全上の理由から、この試合に出場しない」との説明を受けており、双方合意に達しているとのこと。止むを得ない事情から、ムヒタリアンはカラバフFK戦を欠場することになる。ムヒタリアンはドルトムント在籍時も、ガバラと対戦した際に同じ理由で欠場していた。

【了】

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