陸上男子のオリンピック金メダリストであるウサイン・ボルト氏が、プロのサッカー選手になるのは難しいかもしれない。少なくとも、対戦相手の指揮官はそう感じている。スイス紙『ブリック』の報道がイタリアやスペインなどで伝えられた。

　サッカー選手としてのボルト氏に厳しい評価を下したのは、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズを率いるマルクス・バッベル監督。現役時代にバイエルン・ミュンヘンやリバプールでプレーした実績を持つ元ドイツ代表プレーヤーだ。

　バッベル監督は、「彼がプレーしているのを見たが、正直なところ、100年経っても彼がプロのサッカー選手になることはないだろう」ときっぱり。「マーケティングやオーストラリアリーグの注目を集めるという意味では大きな利益があるものだが、それ以外の点では真剣にとらえることはできない」と述べた。

　ボルト氏は現在、セントラルコースト・マリナーズでトライアルを受けている。マルタのクラブからはオファーがあったが、同氏の代理人が断ったことを明かしていた。

　サッカー選手としてのボルト氏に興味を持つクラブは現れるだろうか。

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